こんにちは。塾長の加藤です。
当塾の宿題についてご案内いたします。
宿題は、 当塾ホームページにあるように、次回授業までの宿題は、日ごとに分けて出します。多くて3日分までです。
当塾では、
〈授業〉=
「正答する自分を発見する機会」+「正答できた自分を再現する作業」
〈宿題〉=
「正答できた自分を再現する作業」
と考えています。
ちょっとかっこつけた言い様ではありますが、この考えに基づいて授業・宿題を進めています。
授業で、発見し、その再現を繰り返して自分にくせづけて、宿題は、「再現する作業」、そのくせづけの延長となるわけです。
授業では、ようやく「できた!」という自分を発見するのですが、
その自分、気づいたらふらふら~っと幽体離脱でもするのか、どこかに飛んで行ってしまいがちです。
ここで宿題の出し方をミスってしまうと、さらに正答した自分の影は薄くなってしまう。これは避けたい。
宿題でもアウトプットを重視するので、宿題の内容は、授業で解いたものを丸ごとそのまま出します。
寸分たがわず、これは「再現」です。もはや授業で解いた答えをみて解けるレベルです。ズルして答えを見てきた? 数学の場合、式は必須ですし、それであったとしても「再現」はできています。わからなそうだから、やらない、よりはいくらでもましです。逆にいうと、絶対に解ける問いしか宿題に出さないので、「できませんでした」はNGとなります。
そして、次回の授業冒頭は、その宿題の中から抜粋した問題でのテストです。
ここで満点近く取れたら合格。取れなかったら不合格とします。
合格者は次の宿題に前回の宿題は加わりません。結果は、保護者さまに報告が行きます。
不合格者は前回の宿題も加わります。これも保護者さまに報告が行きます。
もちろん、生徒は、次回テストがあることや、保護者さまに良くても悪くても報告がいくことを知っています。
このように、アウトプットをしたもの勝ちの授業~宿題の形態をとっています。
なにせ、学校の定期テストは、まさしくアウトプットの場です。
インプットの成果よりも、アウトプットの成果が問われます。
なので、アウトプット重視の訓練を、授業ならびに宿題で行っております。
もちろんインプットを軽視するのではございません。インプットなくしてはアウトプットはありえない。
でも、入塾前の塾生の勉強法は、インプットを重視して、アウトプットを軽視している場合が多くみられます。これを改善した結果、ぐんと成績が伸びる、ということが成果として出ています。
とくに、アウトプットをしてこなかった生徒は、解くとき、おびえてしまいがちです。間違っているかもしれない、笑われるかもしれない、叱られるかもしれない、という恐怖で、鉛筆が動かないのです。これでテストで点がとれるはずがありません。
いま、その塾生は、ガリガリ書くようになりました。教室内に鉛筆の音が響き渡っています。不正解だとしても、どう考えてその答えになるかをとらえて指導します。生徒からしてみれば、自分の不正解を、全否定されることはまずないので、安心してアウトプットの訓練に取り組めているようです。
(不正解は誰も望んでいないのですが、解いた本人が最も望まないものです。全力で絞り出した不正解を、ふみにじることは、勉強嫌いの大きな原因になるでしょう)
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