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執筆者の写真加藤亮太

褒め間違えないよう

更新日:2022年5月12日

よく、塾の広告などで


「前回より〇〇点アップ!」



などと、あります。



「塾のチラシ」風の写真

が、ここには重要な視点が抜けています。






それは、平均と比べてどうなのか? 




ということ。






たとえば、


同じ80点だとしても、



平均点50点のテストで、


とった場合と、




平均点が80点のテストで、


とった場合とでは、





その点の価値は違います。






一見、80点は悪くない点です。



が、平均点と同点なら、


「ドがつくくらい平凡」ということです。








たまに、


「今回点数が落ちて、80点でした・・・」


とガッカリして報告してくる生徒がいます。




「平均点は?」



と訊くと、



「50点です。」


と言う。






あら、やっちゃってます。






その子は前回85点だったのです。


が、そのテストは、


平均+10だった。






「今回のほうが平均プラス30点。


ということは、


前回よりもむしろ、上がったと言っていいよ。


ガッカリ損したね」






もちろん、学年順位も上がっていました。







テストの結果で、



みるべきは、



「平均と比べて、


どのくらい上なのか(あるいは下なのか)」




「前回順位と比べて、上がったのか、下がったのか」









(・・・とは言いつつ、



「頑張っているその過程」を、


褒めることこそ、


子の勉強のやりがいは上がる秘訣でしょう。



子の成長の経過を褒められる人は、


親のほかにほとんどいません)

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