よく、塾の広告などで
「前回より〇〇点アップ!」
などと、あります。
が、ここには重要な視点が抜けています。
それは、平均と比べてどうなのか?
ということ。
たとえば、
同じ80点だとしても、
平均点50点のテストで、
とった場合と、
平均点が80点のテストで、
とった場合とでは、
その点の価値は違います。
一見、80点は悪くない点です。
が、平均点と同点なら、
「ドがつくくらい平凡」ということです。
たまに、
「今回点数が落ちて、80点でした・・・」
とガッカリして報告してくる生徒がいます。
「平均点は?」
と訊くと、
「50点です。」
と言う。
あら、やっちゃってます。
その子は前回85点だったのです。
が、そのテストは、
平均+10だった。
「今回のほうが平均プラス30点。
ということは、
前回よりもむしろ、上がったと言っていいよ。
ガッカリ損したね」
もちろん、学年順位も上がっていました。
テストの結果で、
みるべきは、
「平均と比べて、
どのくらい上なのか(あるいは下なのか)」
「前回順位と比べて、上がったのか、下がったのか」
(・・・とは言いつつ、
「頑張っているその過程」を、
褒めることこそ、
子の勉強のやりがいは上がる秘訣でしょう。
子の成長の経過を褒められる人は、
親のほかにほとんどいません)
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