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執筆者の写真加藤亮太

カトウ塾だより 2024年5月20日版

塾生保護者さまへお渡ししている「カトウ塾だより」を共有します。






塾生保護者さま各位

カトウ塾 加藤亮太

月一発行

カトウ塾だより 2024年5月20日版





今月のトピック



☆定期テストの結果を、親はどうとらえるべきか

 1学期中間考査、あるいは、基礎確認テストが終わりました。中1生のお子様にとっては、初めての定期でした。 生徒さんからは、成績をご報告いただいております。保護者様には、成績表が配布されましたら、「画像送付」のほど、引き続きお願いいたします。

 

○  点数の見方

 点数を見る際には、「平均点」「学年順位」と比べてどうかを重視してください。平均点が30点のテストでの60点は、秀逸、と言えますが、平均点が60点のテストでの60点は、優れているとは言えません。単に、点数のみを見て一喜一憂することのないよう、ご留意ください。(お子様の自己評価時にも、そこはおさえていただきたいところです)

 

○  点数が良かったら……

 点数が良かった、ということは、「頑張り方が、すべて合っていた」ことの証です。「賢く勉強できた」ということです。今回同様に次回も頑張れるよう、次の定期考査へ備えて、心身共に充分に栄養を取っていただければと思います。

 結果へのご褒美は不要です。学年順位などが本人にとって、優越感というご褒美となっています。

 

○  点数が低かったら……

 まず、ダメ出しはしないようにしてください。(今回ダメ出ししてしまった場合は、次回からでけっこうです)プレイヤーにダメ出しをしていいのは、先生、上司、師匠だけです。保護者様は、とにかくお子さんにとって「ともに立ち向かう仲間」、あるいは、「女神様(!)」でいてください。

 点数が悪く落ち込むのはお子様本人です。本人が、自分の落ち度をもっとも痛感しています。帰って来て、点数を報告するのは、仲間として共感してほしいから、そうして癒してほしいからです。甘えさせてあげてください。もしここで「勉強した意味がなかったね」「頭悪いね」などとネガティブなことを言うと、今後は報告してくれなくなります。隠すようになります。学校に行っても先生がいるのに、家庭内にも、師匠がいる……子供にとってリラックスのできない、ギスギスした空気感が出来上がるはずです。「テスト=嫌なもの」という負のイメージがつくられ、成績がさらに下降していくきっかけとなります。

 もし、お子様が冷静な状態で、また、「次は点を上げたい」という意志があるようなら、ぜひとも会議をしてみてください。これはもちろん師弟関係のような「説教」ではなく、共に戦う仲間としての「作戦会議」であるべきです。

じつは、作戦の結論は決まっています。それは「何かを変える」ということです。「今回は●●したが、ダメだった」→「次回は○○してみよう」と変える。それを実践できるよう応援してあげてください。

 私のおすすめは、第一に「生活から変えてしまうこと」です。生活習慣が変わることが、もっとも大きな変化をもたらします。たとえば、「テスト対策期間中は、スマホ切り」だとか「睡眠時間を伸ばすために○時にはスマホを没収し、布団に入る」だとか「毎日○時~○時に家族の読書時間とする」など。もちろん、お子様自身の提案に沿って。(塾を変える、も冗談抜きに、手の一つです)

 第二に、「量をこなせるように工夫する」ということです。テスト対策期間中、私から「1周目が終わりました!」などという報告のあるごとに、なんらかのご褒美をあげるというのは手です。(現金のごほうびは、度が外れていなければ、経済観念の習得のために効果的でもある、という研究成果が出ているようです。)

なお、「○位以内に入ったら、ご褒美」というのは、「達成不可能な目標のための報酬」となり、やる気促進にはつながらず、効果はほぼ望めないようです。

 

 以上、保護者として、子のテストの結果をどうとらえ、どう次につなげるか、ということを私なりにお伝えしました。保護者様からしてみれば、他人ごとではないからこそ、悩ましい局面かと重々承知ですが、その子の人生を自力で切りひらく必死な日々を、大人の余裕で見守ってあげる、ということが肝要なのかと思います。(これは私だけの感想ではなく、私の属している全国のカリスマ塾長ネットワークでも、「親に管理される子、成績に口出しされる子ほど、成績は低迷しがち・志望校はしぼみがち」というのは、ずいぶん前から定説です)

 テストは、準備段階を含めて、「自立を促す最大の修練」になります。当塾では生徒の皆さんの「自立心」を最重視し、尊重しています。時には「ああ、その勉強法ではあまり効果がないのに」と言いたくなることもありますが、そこはグッとこらえています。中3までは、入試の調査書点にかかわることのない、ということもあり、「実践し、失敗してこそ、最大の勉強」であることを守っていきます。

 

以下、学年別の指導内容のご報告・個人へのご報告が続きます。

 

中学1年生 


国語……

語彙力強化・文章読解・作文特訓。

 新しく学んだボキャブラリーを使っての穴埋めや作文を行っています。読解力の向上を目指します。

 文章読解では、理性的に考えることを目指して、様々なタイプの文章を読み解いています。

 月1程度、「NGワード作文」で作文を特訓しています。

 

数学……

すでに先取り済みの1学期範囲をおさらい、特訓しつつ、「文字と式」であえて飛ばした範囲を進める予定です。期末考査へ向けて万全を期します。

 

 

英語……

 1学期範囲の文法は網羅しているので、各校の期末考査範囲と思われる箇所に絞り、各自特訓してもらいます。目指すは「テスト対策期間に入る頃には、いつでもテスト本番で100点狙える状態」です。この状態を目指し、9科目の期末考査で、英語に割く時間をできるだけ別科目へ回すことができるはずです。

 

理科社会……

 期末考査の範囲はすでに学習済みなので、毎回の授業をテストのように行い、より点数につながるような、実践的な学習をしています。

 社会も同様にテスト形式で学習する予定です。

 

 


中学2年生


国語……

語彙力強化・作文特訓・文章読解。

様々なタイプの文章を読解しています。興味を持って、読めること。そして、証拠を集めて正答を導くこと。理性的な頭の動かし方の流れを、作っていきます。

 

数学……

 すでに期末考査対策へ移っています。

 各校、試験範囲は「連立方程式」がメインとなる予定です。難しく複雑な連立方程式をも、楽に解けることを目指します。

 

英語……

 1学期範囲の文法は網羅しているので、各校の期末考査範囲と思われる箇所に絞り、各自特訓してもらいます。目指すは「テスト対策期間に入る頃には、いつでもテスト本番で100点狙える状態」です。この状態を目指し、9科目の期末考査で、英語に割く時間をできるだけ別科目へ回すことができるはずです。

 

 

理科社会……

テストが終わり、またガンガン先取りを再開しています。

「生物」分野が終われば、待っているのは「地学」「物理」です。ここから理科は、各段に難しくなります。が、同時に、各段に面白くなるところです。苦手な子が多い分野(もちろん受験頻出)を、得意分野にすることができるはずです。

いずれ、期末考査が近くなると、各校の試験範囲に絞ります。

 



中学3年生

中3は国語を除き、すべて期末考査対策です。テストの点を上げることにのみ、こだわります。

また、これは「テスト対策期間」での時間の使い方をより有利にするためでもあります。

「英数理社は、テスト対策期間に入る頃にはほぼ万全」という状態を目指し、「保体、美術、技術、音楽」にかけられる時間の最大化を図ります。

 

国語……

語彙力強化・文章読解。

ボキャブラリー強化、という体裁ですが、読解力強化を目論んで、さまざまな重要な言葉を学んでいます。

また、難度の高い文章を多種多様に読解しています。「どんどん頭が良くなってきている」印象です。

 

数学…… 

 期末考査対策へ移ります。

各校「平方根」がメインとなる予定です。内申点アップのため、確実にものにしてもらいます。

 

英語……

 期末考査対策へ移ります。

 各校予想される試験範囲に絞って、特訓していただきます。内申点アップのことしか考えません。

 

理科社会……

 期末考査対策へ移っています。

 各校予想される試験範囲に絞って、特訓しています。内申点アップのための勉強です。

 





以下、各生徒対象 保護者様向け 特記事項(※お子様向けに書いてはいません。お取り扱いにご注意ください)

 

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